不可解

先週末のF1ハンガリーGP。
F・アロンソ&M・シューマッハの一連の行動。


まず、F・アロンソ
彼自身が忌み嫌っている筈のアンフェアなドライビング。
フリー走行中の黄旗無視のパッシングはともかくその後の危険な幅寄せ。
ミハエルのペナルティの遠因とも言えなく無いスロー走行。
まあ、あれはほとんどミハエルが悪いとも言えますが…
ここ数戦どうも歯車が噛み合わず圧倒的リードを築いていたポイントが瞬く間に目減りし
とうとうライバルミハエルの逆転自力優勝の可能性も見えてきました。
過去にミハエルは追いつめられるとダーティな行動をとり周囲を失望させましたが
アロンソもまた似たように強烈なプレッシャーを感じ追いつめられてきたんでしょうかね〜?


そのミハエルですが。
決勝でアロンソが珍しくトラブルでリタイヤ。
これはワールドチャンピオン獲得において大幅に差を縮めるチャンス。
ただ、ピットタイミングのあやでミハエルは新しいタイヤに換える機会を逃し
ウェットタイヤを激しく消耗し2位だったポジションを落としたばかりか最終的にはスローダウンしガレージへ
あの時は多少ポジションを落としてでもタイヤ交換するべきでなかったか?
結果的にはクビカが重量違反で失格し繰り上げ8位で1ポイント獲得したものの…


どうも釈然としない新旧王者の行動でした。


例年、F1カレンダーの中で最も面白くないサーキットと個人的に思っているハンガロリンクですが、
今年は開催初のウェットレースしかも徐々にドライコンディションに変わっていく
難しい状況がその退屈でつまらないレースを大いに盛り上げてくれたかと。
おかげでようやくホンダが第3期活動でバトンと共に初優勝を飾りました。
ウェットレースでは大波乱が起き、普段下位に埋もれるドライバーが棚ぼた的勝利を勝ち取る事がままありますが
今回のバトンは予選14位から怒濤の追い上げ、
上位が勝手に潰れて気づけば1位という状況でなくほぼ自力で勝ち取った勝利かと。
いつもはセッティングやピット戦略がちぐはぐで悉くチャンスを失っていたホンダも
この日に限っては全てがパーフェクトに決まり
仮にアロンソ&ミハエルがリタイヤしなくとも勝利できたと思える上々の出来。
個人的にはバトンは契約問題でのふるまい、結果的に佐藤琢磨の放出に深く関わった為
どちらかと言うとアンチ派ですので出来れば予選3位スタートだったバリチェロに勝って欲しかった…( ̄▽ ̄;


ただもう一つの和製チーム、トヨタよりは先に優勝できて良かったのかな〜と。
個人的にトヨタはあまり感情移入のできないチームなんですよね。
トヨタのホームコースである富士スピードウェイでのF1開催のあおりを受け
ホンダのホームコースの鈴鹿での開催がほぼ絶望的ってのもありますけど(´・ω・`)