なんだかな…

普段、アニメの話にを中心に実にくだらない事を書いているLIRですが
たまにはくそ真面目な話題でも( ̄▽ ̄;
と、言っても所詮は趣味の話ですが…
ここからつまらない長文が続きます。
難しい話を聞いて頭痛がする、睡魔に襲われるという方はスルーしてください(笑)


・その1(F1)


今季、去年ほどの圧倒的な強さは無いもののしぶとくトップをリードしていたルノーチームですが、
ここに来てルノーのマシンバランスの要とも言えるマスダンパーが
レギュレーション違反となり禁止になりました。
マスダンパーとはマシンの挙動を制御するシステムで
平たく言えば高層建築物における免震装置のような物。
これがあるとマシンの急な挙動を抑制してまあ簡単に言えば無駄なく速く走る事ができるんですな。


おかしな事にF1主催者であるFIAは一度はこのシステムを許可してます。
現にルノー以外のトップチームでも同様のシステムを使用していました。
今回の禁止になった経緯にはその同様のシステムを“使用している”トップチームによる
クレームにより急遽決まった事。
どうやらそのトップチームらはルノーほどマスダンパーを使いこなせず差があったため
いっその事全面禁止にさせてルノーのアドバンテージを無くしてしまおうとの思惑があった模様。


F1と言えば最高水準の技術の競い合いであって
ライバルが自チームを越える速さを持っていたなら
自らの技術とアイデアでもってその差を埋めひっくり返すものだと長年思ってました。
それが出来ず政治的手段によって差を縮めたとあって正直ファンとしては悲しいです。


これで仮にそのトップチームがルノーを逆転して優勝したとしても
マスダンパーが無くなったお陰で純粋に自力で勝てたとは思えなくなってしまいます。


現状ではF1は間違いなく高レベルの技術力によって展開されているモータースポーツですが
レースとしては少なくとも世界一位とは言えないでしょうな〜(´・ω・`)



・その2(天文)


最近巷を騒がしていた惑星定義の解釈ですが
当初現状9個からとりあえず3つ追加して12個にする案。
あえなく否決された模様…。
それどころかそれまで惑星とされていた冥王星矮惑星という新定義に降格される事態に。
つまりは1軍レギュラーから2軍落ちした感じですな。


元々今回の騒動は惑星としては小さすぎ異質な軌道を持つ冥王星
惑星として本当に相応しいのか?という長年の疑問が端を発しており
ここ数年の観測技術の向上により冥王星軌道付近に
同タイプの小天体が次々発見されたことにより
冥王星の惑星の地位がいよいよもって怪しくなってきました。


噂では当初の増やす方の惑星定義案は某大国の思惑が有った模様。
冥王星はその某大国の学者が発見した天体であり
もし冥王星が惑星でなくなれば惑星を発見した国としての栄誉が失われる事に。
そういう事態を避けたいが為に専門学者からみれば
かなり強引な定義をごり押ししてなんとか冥王星の惑星としての地位を守ろうとしたようです。
結果猛反発をくらい、それまで惑星定義自体が曖昧で
とりあえず惑星でいいやとされていた冥王星が惑星でなくなる事態を招きました。
やぶへびとはこのことですな(笑)


と言っても天体自体が無くなるワケでも何か大きく変わってしまうワケでもなく
人間の認識がちょっと変わっただけで
それらの天体は人間が誕生するはるか昔から存在していただけで…


個人的に残念なのは初案のセレスやカロン、2003 UB313が惑星とされた時に
どのような和名が付くのか密かに楽しみにしてたところ、その楽しみを奪われた事。
和名は中国での漢字表記に倣う習慣があったので
セレスは穀神星、カロンは夏龍となっていたかも…
セレスはともかくカロンは当て字なので別名もありえましたがそれも最早叶わず…。


トップをねらえでは冥王星以遠には魔王星、智王星、神無月星、
雷王星なんて架空の惑星がありましたが
それが現実となるやもしれなかったという、しかし現実はとても残念な結果に。


ただし、冥王星以遠には火星サイズの天体が存在する可能性も指摘されており
何故、冥王星軌道付近にだけ小天体が集中しているかの説明付けがされてます。
ちょっと違いますがセレスを始めとする小惑帯ですが
ここに小惑星が集中している理由に木星の存在があるというのに似ているかと。
もし本当に火星サイズの天体が見つかれば惑星である水星より大きいため
その時は確実に新第9惑星として迎え入れられるでしょう。


セドナというそれまでの理論では説明のつかない冥王星とは比べようもないほど
異端中の異端な小天体も見つかっていることですし
何が存在していても不思議ではありません。
惑星の誕生理論はまだ解らない事が多い穴だらけの理論なんですから。
近い内にそのような発見報告があれば面白いでしょうな〜